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犬吠え病克服への道~犬を眺めるテクニック

犬の問題行動修正には正しい対応が大切

フラワーパーク江南

いよいよ秋本番となりましたね!

ワンコのお散歩には最適のシーズンです。

 

風が気持ちいいので、最近は小雪さんを連れて近くの公園に出かける日が多くなりました。

もちろん「犬吠え病」克服トレーニングの為です!

 

最近訪れているのは「フラワーパーク江南」

自宅から車だと数分で行ける近場の公園で、くうちゃんが若かりし頃は朝晩この公園まで往復歩くのが日課でした。

 

 

公園の花が綺麗で、ド素人の私が撮った写真ですら美しく見えます。

 

 

 

 

 

花々に癒やされながら、リラックスしてヒトや犬を眺めて過ごすのが一番の目的ですが、それ以外にも色々な発見があります!

 

 

私よりも視線が低いせいか

小さな生き物をめざとく見つけます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くに見えるワンちゃんを、こっそりと眺めるのが一番の課題です。

本当はもう少し近づきたいのですが、吠えてご迷惑にならないようにひっそりと・・・。

以前はこの距離でも吠えてましたが、今となっては比較的落ち着いています。

数十メートル離れている場合に限った話ですけどね

 

写真にしてみると、なんだか怪しいストーカーみたいですね

 

 

 

 

 

ハロウィンにびっくりして狂い吠え

先日もフラワーパーク江南へ小雪さんと出かけてみると

広い公園のあちらこちらにハロウィンディスプレイの趣向が凝らされていました。

 

 

 

 

昼間だからまだいいのですが

夜に訪れたら・・・

 

なかなかパンチのある達でした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豪華なラインナップの中で、小雪さんが激しく反応したのがこの2体です

 

臆病な小雪さんには刺激が強すぎたようで、狂ったように吠え立てました

 

少し近づいては「ワワワワワンンン!!!」

へっぴり腰で後ずさりしながら「ワンンっ!」

再び近づいて「ワワワワワワワワワワワワワンンンンン!!!!!」

 

身体の大きな犬が大声でギャン吠えしているもんですから、

周囲のヒトも何事かと足を止めて怪訝な顔で見ておりました

 

恥ずかしや恥ずかしや

 

小雪さんを強引に引きずって退散したのは言うまでもありません・・・。

 

 

問題行動の対応を学ぶ

この一幕が、あまり宜しくない行動であったことを知ったのは翌日のこと。

週1回通っているしつけ教室で知ることとなりました。

 

今回の「狂い吠え」は、小雪さんの「警戒・緊張・恐怖心」からくるもの。

 

本来小雪さんが抱えている問題行動の根幹には、この「警戒・緊張・恐怖心」そして「自我押さえの甘さ」が関わっています。

 

小雪さんに限らず、「警戒・緊張・恐怖心」から過剰に反応しているワンコをリードで強引にコントロールしようとしたり一目散に逃げ出すような行動は、後々にまで後を引き、とても宜しくないのだそうです。

 

 

ワンコが過剰に反応した時は

 

① まずは飼い主がワンコの隣にしゃがみ、姿勢の高さをワンコに合わせて寄り添う。

  ギャン吠えしている段階でワンコはターゲットと戦っています。

  そんなワンコに対して飼い主が立ったままで「NO!」なんて言いながらリードをグイグイ引くというの

  は、ワンコにしてみれば戦う相手がもう一人増えたような感じになりかねないらしいです。

  飼い主はあくまでも「味方」でなくてはなりません。

 

② リードを強く引いてコントロールするのは、興奮し始めの一瞬だけ。

  寄り添うとはいっても、攻撃に転じようとしているワンコに呑気に寄り添うだけではいけません。

  始めの一瞬はリードを引いて飼い主の元へワンコを寄せます。

 

③ ターゲットへの強い執着を逸らす工夫を。

  戦い続けさせることがないように、ターゲットへの執着から気持ちを逸らせる(気持ちを切り替える)

  ような介入が迅速に必要です。

  小雪さんの場合はオヤツへの反応が良いので、オヤツに意識を向けるのが効果的です。

  オヤツにもランク付けしておいて、緊急時には極上ランクのオヤツを使うと更に効果的!

  オヤツ以外にも大好きなオモチャを与えるとか、得意なコマンド(お座りとかフセとかお手とか)

  を連打して褒め殺すのもいいかもしれません。

  何が効果的かはそれぞれ違うので、日頃から探って準備しておくといいですね。

 

④ ターゲットへの執着を逸らせつつその場に留まる。

  今回私たちは「一目散に逃げた」のですが、これが非常に良くないそうです。

  興奮しているワンコが少し落ち着いて、冷静にターゲットを探索できるようになるまでその場に留まる

  のが正解です!

  そうしないと後々まで遺恨を残し、苦手な物や場面が増えていくという悪循環に陥ります。

 

⑤ ターゲットが自分(ワンコ)にとって危険の無い相手であることを認識させる。

  もしターゲットもワンコの場合、飼い主が相手のワンコにオヤツをあげたりナデナデしてみたり。

  そんな様子をワンコ自身に見せてあげるといいようです。

  この時も「ほれ見てみなさい(^^)」とばかりに強引にワンコ同士を引き寄せてはいけません。

  あくまでもワンコ自身のペースで。たとえ近付くことが出来なくてもOK!

  過剰反応せずに同じ空間で過ごせるだけで大きな進歩です。

 

⑥ 立ち去るタイミング。

  立ち去るならこのタイミングです。

  立ち去るべきか、もう少しお近づきになってみるのかは、ワンコの様子を見ての判断です。

 

 

 

 

思い返してみると、私の対応は全くのでたらめでした・・・。

 

「知らなかったから出来なかった」

「知っていても上手く対応出来ない」

 

どちらも当てはまる気がします

 

次回こそは飼い主の役割をもっとスマートにこなしたいものです・・・。

 

これが出来るようになれば、もう少し近づいてワンちゃんを眺められるようになるかな。

 

 

 

犬のトレーニングは積み重ねが命

間違った事を繰り返しつつも、こんな取り組みを始めてかれこれ1年くらい経ちます。

 

ある時は公園に。またある時はコンビニ前に。

犬連れOKの神社仏閣にも出向きました。

 

始めた頃は、犬だけで無くヒトや自転車などありとあらゆる物に過剰に反応していたので

15分も経たないうちに私がヘトヘトになって退散するような感じでしたが、

この頃は、自転車や車はほぼクリア(無視できる)しましたし、

ヒトに対しても、軽い介入があれば概ね吠えずにすれ違いが出来るようになりました。

 

お利口犬さんたちからすると、「はあ??1年かかってそれだけ?」と思うでしょうが

小雪さんと私にしてみれば、すごーーく成長していると思うわけなのです