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くうちゃんの病気のこと その⑥

メラノーマ闘病記 ~ 大発作・歩行困難

最後のお散歩

呼吸困難のあった翌日以降(12/7〜)、くうちゃんは食欲があり、ご飯もおやつもよく食べました。

嬉しそうに食べてくれると何となくホッとして、見ている私も嬉しくなりました。

特に呼吸困難の症状もなく、落ち着いているように見えていました。


12月16日
娘に誘われて家の周りをほんの少し歩きました。

この頃には、お散歩をサボって庭でマッタリと日光浴する日が増えていましたが、

この日はしっかりとした足取りで、嬉しそうにしていたと思います。



そして、これが最後のお散歩となりました。

 

 

娘とくうちゃん。
娘が生まれた時はくうちゃんがお姉さんとしてしっかりと子守りし、

娘の成長とともにお世話する側とされる側が逆転し…。
本当に良い姉妹だったと誇りに思います。

 

 

些細なことに一喜一憂しながらも、確実にお別れの日が近づいているのを感じていました。
黒色便も出始めていました。

 

大発作

12月17日
朝、これまでになかったような大きな発作。
突然バタンと倒れて失神し、尿便大量失禁しました。

目は大きく見開いていましたが、瞳は遠くをぼんやりと見ているような感じで商店は合わず

声を掛けても全く反応はありませんでした。

一瞬、死んでしまったのかと思いました。

この間、数十秒だったのか数分だったのか・・・

私も動転してしまって良く覚えていません。

 

しっかり確認すると小さく呼吸していましたので、何度も声を掛けて反応を待ちました。

意識(反応)が戻るまで10分くらいかかったと思います。

その後もしばらくは全く動けず、名前を呼ぶと目だけこちらを向いて「聞こえてるよ」と返事していました。

苦しんでいる様子はありませんでした。


脳への転移、もしくは血栓などが脳へのとんだ可能性。

考えればキリがありませんでしたし、考えたところで何もしてあげられないことは分かっていましたので

もう深く考えることはやめ、その時々目の前のくうちゃんに合わせた対応をしていくことに専念しました。

くうちゃんが少しでも楽でいられるように。
ただただそれだけ。

 


これを機に、一気に色々なことが悪化しました。

食欲低下
拒薬
両後脚ナックリング
自力での歩行困難
などなど

簡易なバスタオルハーネスからしっかりとした介護用ハーネスに変え、お尻周りの毛を短く切って紙パンツを履かせました。



紙パンツは嫌がることなく着脱に協力的でしたが、結局最後までパンツの中で用を足すことは一度もありませんでした。

くうちゃんのプライドだったのかな。

この日は小雪さんの4回目のお誕生日でしたが、お祝いしてあげることが出来ませんでした…。

 

 

※ 次回に続く ※

 

【くうちゃんの病気のこと その⑦】

https://boneslabo.com/qoos-labo-blog/post-20278/