一覧に戻る

くうちゃんの病気のこと その⑤

メラノーマ闘病記 ~ 呼吸困難・レンタル酸素

活動量の低下と歩行の問題

12月に入るとくうちゃんはゴロゴロと寝ていることが多くなりました。



特に午前中はあまり調子が良くないみたいでした。

それでも、午後から元気が出てきた日にはいつもの公園にお散歩に行ったり、オヤツをすごく欲しがったり。



まるでONとOFFのスイッチがあるみたいに状態が変化しやすかったので、いつ何をしたいかは

くうちゃんの意思に任せて、私はサポーターに徹して過ごしました。

運動量が減り、一気に脚が弱りました。
特に後ろ脚。
脚が踏ん張れずに躓いたり、腹ばいになってしまうこともありましたが、最大限自分の力で動かせてあげたかったので、過剰な介助はしませんでした。

バスタオルで簡易な介護ハーネスを作って、少しだけ介助をすれば、屋外のトイレまで歩いて行けていましたよ!



ただ、このバスタオルハーネスを使ったのは10日間程でした。
簡易なハーネスでは用を成さない状態になっていったので…。

畑にはくうちゃんのために植えたブロッコリーが大きくなってきていました。
もう少し育ったら食べさせようと思っていたのですが…。

 

 

 

 

呼吸状態の悪化~酸素供給の問題

12月6日

夜、急に呼吸状態が悪化。
何もしてあげられず、焼け石に水だと思いながらもスポーツ用の酸素スプレーを買いに走りました。

1本のスプレーが1〜2分しかもたない…。
10本買ってきた分、あっという間に使い切ってしまいました。

名前を呼びながらゆっくりゆっくり背中をさすっていました。

「くうちゃん、もう頑張らなくていいよ。早く楽になろうね」
と、これまで口にしてこなかった言葉を初めてかけました。

1時間位様子を見ていると、くうちゃんの呼吸が少しずつ落ち着いてきて、この波は乗り越えたようでした。
くうちゃんは疲れたようにぐっすり眠ってしまいました。

 

 

レンタル酸素~酸素室と酸素マスク

今後このような事態が起こることは容易に想像できたので、翌日すぐに酸素室レンタルの手配を。

 

酸素室は小雪さんが使っているハウスにラップのような透明フィルム(梱包資材なのかな?!)を貼って代用することにしました。



ただ、酸素室へ入ることをくうちゃんは断固拒否!!
なんか怪しい…と思っていたのかな。

結局、酸素室ではなく酸素マスクに変えて使いました。

マスクは口にゴムなどで固定するのではなくて、寝ている口元にそっと置いて使い、これで大きなストレスなく酸素供給ができました。

マスクの口部分は、大きな焼酎のペットボトルの上部分を切って、酸素の機械のチューブに繋ぎました。
くうちゃんの口と鼻をすっぽりと覆うことが出来る大きさだったので便利でした。



亡くなる瞬間までこの酸素マスクは活躍しました。


犬用でレンタルすると酸素加湿用の装置(水をブクブクさせるボトル)はついてきませんでした。
供給される酸素はとても乾燥しているせいか、長時間吸わせると鼻や口がカリカリに乾いてしまい、

くうちゃんも嫌みたいでした。
なので、濡らしたティッシュやガーゼをマスクの中に入れて、酸素を加湿して吸わせました。

マスクで酸素を使用する場合、
オプションで加湿用のボトルが借りれるのなら、是非借りた方が良いと思います。

ちなみに、
今回レンタルしたのは
「オキシランドZ-7000」
契約料と1ヶ月のレンタル料金の合計は25,000円(往復の送料込)
2ヶ月目以降はレンタル料金16,000円のみ 
でした。



スポーツ用の酸素は1本770円(税込み)
10本で30分もちませんでした。

 


※ 次回に続く ※

 

【くうちゃんの病気のこと その⑥】

https://boneslabo.com/qoos-labo-blog/post-20136/