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くうちゃんの病気のこと その⑦

メラノーマ闘病記 ~ 大型犬介護・ハーネス

Qoo'SLABO裏メニューハーネス (Y型とH型のミックス) 

下顎リンパのしこりが見つかり、首輪からハーネスに変えました。
場所が場所だけに、少しでもシコリへの刺激を避けたかったので…。
Qoo'SLABO裏メニューのハーネスで、半年くらいの間はお散歩していました。

 

 

 

Qoo'SLABOのハーネスは、いわゆる「Y型」と「H型」をミックスさせた形で

胸当て部分以外は首輪やリードと同じテープを使用して構成されています。

元気なワンちゃんが使用したときに「着け心地良く」「動きやすく」「呼吸しやすく」「すっぽ抜けにくい」を考えて製作しました。

 

くうちゃんも嫌がる様子なく、毎日のお散歩に使っていましたよ!

 

介護用ハーネス 

ですが、足が弱って来るとサポート性の高いハーネスが欲しくなりました。
Qoo'SLABOのハーネスは、あくまでも元気にお散歩出来るワンちゃん用ですので、もっと広い面でしっかりと体重を介助してあげられる「介護用」が必要になったのです。

まずは、バスタオルで簡易な介護ハーネスを作ってみました。

ネット検索して、大型犬介護に使用されていた物を真似させて頂きました。

胸郭をバスタオル面で持ち上げてサポートする形のハーネスです。
簡易な割にとても便利でした!

後ろ足がある程度しっかり動けるコにはお勧めです

 

自宅にある物で作れたので製作費ゼロ!!

製作時間もそれほどかからず(1時間くらいだったかな?)!!

背中部分以外には殆ど凹凸がないので、着けたまま寝ても身体への負担はないと思います。

バスタオル製なのでお洗濯もしやすいですしね!

 

 

洗い替えにもう1つ作ろうと思っていた矢先・・・

前回お話した大発作が起こり、後脚がしっかりと機能しなくなってしまいました。

上記のバスタオルハーネスは胸郭をサポートするタイプでしたが、

更にサポート性の高いハーネスが必要になり、

アイアンバロンさんで赤いチェックの可愛らしいハーネスを購入しました。



胸郭だけでなく、後脚も含めて全身を支えられる構造なので、

玄関や勝手口外の数段の階段くらいはハーネスごと釣り上げて移動させることができました。

 



紙パンツの上から装着出来るのも助かりました。
ただ、くうちゃんは紙パンツの中に排泄することを最後まで嫌がりましたので、

トイレに連れて行く度に紙パンツを外す必要があり、

その都度ハーネスを半分脱がせなくてはなりませんでした。

この頃には立位保持が危うくなっていたので、立位介助しつつ紙パンツとハーネスを着脱するのは、私一人だとまあまあ大変でした。

ですが、このハーネスのおかげで私一人でも庭へ連れ出すことが出来ましたので、亡くなる前日も庭でブラッシングしてあげる事ができました。

本当に気持ち良さそうにニコニコしていた姿が今も目に浮かびます。

 

 

大型犬の介護

ワンコを家族に迎えるときに色々な「覚悟」をすると思います。

その中の1つが【介護】ですね。

元気な新しい家族を目の前にして、介護は「遠いいつかの問題」に感じると思います。

私もそうでした

 

愛犬が年老いたり病気になって動けなくなったとき、最後まで介護出来るのか?

 

過去にワンコの介護を経験していれば想像できるあれやこれやの問題も

初めてのワンコだと、具体的なイメージすらままならないと思います。

 

特に大型犬を迎えるのであれば、介護はシビアな問題です。

介護者(飼い主)が力の弱い女性や高齢者であれば、やる気だけではどうにもなりません。

 

ゴールデンレトリバーのくうちゃんの体重は、

若い頃30~32㎏くらい、シニアになってからは27~29㎏くらいでした。

病気になって亡くなる直前には25㎏以下だったと思いますが、それでも私一人で抱っこするのは難しく

介護ハーネスはとても役立ちました。

 

くうちゃんは少し介助すれば亡くなる直前まで比較的動けていましたので

ハーネスがあれば介護はそれほど大変ではなかったのですが

もし全く動けず、体重ももっと重たかったなら・・・

そして、介護の期間が長期に渡ったなら・・・

 

介護する側もされる側も疲弊しきってしまうような介護だと

介護者が倒れてしまったり、いつか嫌気が差してしまうこともあるかもしれません。

そんな最悪の事態にならないように、介護について家族全員でイメージして

それぞれの家に合った介護の形を考えていく必要があるなと思います。

 

ワンコ用の介護用品もいろいろあります。

場合によっては手作り出来る物もあるかもしれません。

使える物は十分に使って、介護する側もされる側も幸せに過ごせるといいですね(^^)

 

日に日に弱っていくくうちゃんと過ごす悲しさは耐えがたいものでしたが

幸いにも、私とくうちゃんの介護生活は上記のような介護の疲弊はありませんでした。

くうちゃんはギリギリまで最大限自分の力で動いてくれましたし

しっかりと全力で向き合えるだけの時間(期間)を与えてくれました。

家族は私がやりたいことをやりたいように全てさせてくれました。

私は本当に幸せ者だと思います

 

 

※ 次回に続く ※

 

【くうちゃんの病気のこと その⑧】

https://boneslabo.com/qoos-labo-blog/post-20341/