犬とのコミュニケーションの形・・・言語コミュニケーション
2020年08月09日
小雪さんの「言葉の理解力」~ 犬も言葉を理解します
お散歩は1頭ずつ ~ 危険への対処と犬たちの混乱
近頃ちょっと訳あって、1頭ずつお散歩に連れて行っています。
行きつけの公園でノーリードのワンちゃんと出くわし、追いかけ回される事件が最近数回あったんです
その時に、パニクる犬恐怖症のくうちゃんと、興奮で吠えまくる犬吠え病の小雪さんを私一人でキチンと制御することが出来なくて、色々な意味で危ないと思ったので1頭ずつのお散歩に変えました。
もともとは2頭揃ってのお散歩でしたので、
ある日突然「今日から一人ずつ行くことになりました!」と宣言したところで
分かってくれるはずもなく、数日の間は大混乱でした
この混沌とした状況をどうやって鎮めようかと考えて、「出発の順番を一定」にすることにしました。
「くうちゃん⇒小雪さん」の順番に決めました。
日によって順番などの状況が変わると、余計に混乱を助長すると思ったからです。
第1便のくうちゃんを連れて玄関へ行くと、当然小雪さんも追いかけてきてワンワン騒ぎます。
「アタシも連れて行かんかいっ!!」といった感じでしょうか・・・。
小雪さんを残して玄関ドアを閉め、くうちゃんとずーーっと歩いていると
ワンワン鳴き続ける声が・・・。
終いにはワオーーーーーーーーン!という遠吠えまで・・・。
解決策のキーワード ~ 「順番」
小雪さんを第2便にしたのには理由がありました。
私は基本的に「くうちゃん贔屓」なのですが、決してそれだけの理由ではありません。
小雪さんの理解力を見込んでのことなのです。
小雪さんの【言葉の理解】は結構優れていると思います。
トレーナーさんからも、しばしばお褒めの言葉を頂くんですよ!
「小雪は無駄に頭が良い」と・・・
色々な事が分かっていて、言葉の理解も素晴らしいのに、吠える・・・頭の良さが無駄になってる
「小雪は・・・・頭が良い」=お褒めの言葉です(たぶん)
とにかく、くうちゃんよりは間違いなく理解力は上なので
そんな小雪さんに対して
「順番ね!待ってて!!」
この言葉を繰り返し聞かせることにしました。
【順番】=「くうちゃんの次に自分の番が必ず来る」
この公式を理解させようとしたんです。
第1便のくうちゃんを連れ出すときにどれだけ小雪さんが騒いでも
「順番ね!待ってて!!」
その言葉だけを何度も言い残して、毅然と置いて出発します。
はじめの2日ほどは、先程も書いたように遠吠えまでして後追いしていましたが、3日目位から様子が少しずつ変わってきました。
くうちゃんを連れて出ようとすると
一旦は小雪さんもバタバタするのですが
「順番ね!待ってて」
すると、【順番】という言葉に耳を傾けるというか、じっと私の顔を見て静止するようになったんです。
5日目くらいになると、状況をかなり理解できている様子で、玄関ドアが開いていても、追いかけて出てきたり、むやみにワンワン吠え続けることもなくなりました。
「待てば必ず母さんは連れて行ってくれる」
小雪さんと私の信頼関係が一歩深まったような気がしています
愛犬に指示を出すときは、指符(手の動きでの指示)と声符(言葉での指示)を織り交ぜて使います。
どちらかと言えば指符の方が伝わりやすいような気がします。
声符のみの場合には、犬が頭を使って考え、判断する要素が含まれるのかな・・・と。
だからこそ、あえて頭を使うような指示の出し方を生活の中に取り入れて
どんどん頭を使ってもらおうじゃないか!と思います
賢くなれよ!!と。
シニア世代になった時に、もしも白内障で目が見えなくなったとしても
声符である程度コミュニケーションが図れたら、犬もヒトもきっと生活が楽になる気がします。
「無駄に頭が良い犬吠え病」の小雪さんですが
無駄なら無駄なりに、結構頑張っておりますよ