狼爪負傷とドクダミ・・・・・(写真閲覧注意)
2019年12月05日
先日、小雪さんの狼爪がポッキリと折れました。
いつものようにくうちゃんと庭でじゃれあっていた時
2頭のあちこちに血のあとが付いているのを発見!
よく調べると出血の主は小雪さんの狼爪でした。

普段から「犬は痛みに強いなあ」と思っていましたが
本人は、痛いのか痛くないのか・・・?!
全然気にする様子無く、出血のまま走り回ろうとします。
さすがに爪折れ→出血ですので心配しましたが、その点は心配ご無用らしいのです![]()
とは言え
そこそこ深く折れていましたし、このまま放置してよいものかどうか・・・
あいにくその日は日曜日。動物病院はお休みでした。
救急に駆け込むほどの事でも無いなと思い、家庭で出来る対処で様子を見ることにしました。
まずは負傷したまま走り回る小雪さんをとっ捕まえ
血と土などで汚れている負傷部をマキロンで清浄し
止血の為に傷口を包帯で少しきつくぐるぐる巻きにして、包帯を取らないように靴下をはかせました。
犬用の靴下となると少し割高な気がして、貧乏性の私は幼児用の100均靴下を使っています!
これ「大型犬あるある」でしょうか?!![]()


その間小雪さんはというと
何が起こっているのか・・・自分は何をされているのか・・・
不思議そうな顔をして、神妙に大人しくしておりました![]()
が!
処置が終わるとまた走り回ろうとするのでハウスへ強制連行!!

しばらくして傷口を確認すると止血できていましたので、包帯を緩めて巻き直し、
もう一度靴下着用させ、再びハウスへ収監!!
どうしてもくうちゃんとじゃれ合って暴れてしまうので、この日は夕方までこのままハウス生活をさせました。
日頃から何かにつけてハウスさせる習慣にしているのでそれほどストレスではないと思いますが、
やっぱり暇なんですよね・・・。
目新しいおもちゃでもあれば良かったですが、そんな物が都合良くあるはずもなく・・・![]()
暇つぶしに少し靴下を囓って怒られ、
その後は不満げな顔で、それでも静かに大人しく過ごしておりました。
このような感じで初期対応は乗り越え、
この後化膿さえしなければ大丈夫との情報を得ましたので
「vs化膿」へと進みます。
抗生剤(錠剤でも軟膏でも)の使用が非常に有効だと思いますが
手持ちの薬がなかったので、どうしようか・・・?
「ドクダミの生葉が良いよ」と聞き早速ドクダミ作戦へ舵をきりました。
皆さんは「ドクダミ」をご存じですか?
都会暮らしの方はあまり目にすることもないかと思いますが、
少し緑のあるような地域の日陰でしたらどこにでも生えている野草で、
色々な効能があり薬草として昔から重宝されていたそうです。

我が家の庭にも晩春になると凄い勢いでドクダミが繁殖します。
←今年の5月の様子です。
すこし♡形の可愛い葉っぱに白い花が咲いて一見綺麗です。
この白い花に見える部分は、実は花ではなく葉に近い性質をもった苞と呼ばれるもので、
実際のドクダミには花弁もがくも片もなく、黄色の部分は雄しべの先端の葯が密集したものだそうです。
この一見キュートな野草、匂いが・・・強烈にくさいんです。
触ると手に臭いが付いて、洗ってもなかなかとれません。
知人は「好きな匂い」と言いますが、私的にはめちゃくちゃ臭いです。
草全体から強い臭いを放つことから、古くは「毒溜め(ドクダメ)」と呼ばれ、これが転じてドクダミという名前になったとされる説もあるほどです。
そして繁殖力がとんでもなく旺盛です。
どこからともなく我が家の敷地内に侵入し、地下茎でどんどん生息エリアを拡大していきます。
油断するとあちらにもこちらにも・・・![]()
毎年この臭草の繁殖にため息を漏らしていました。
★ドクダミの花言葉★ 『白い追憶』『野生』
「白い追憶」は、転んだときにドクダミの葉を揉んで傷口に当ててもらったという、
母親との思い出を懐かしむことにちなんでいます。
「野生」は、特別な手入れをしなくても元気に育っていく、ドクダミの生命力の強さを
表しているとされています。
花言葉が「野生」・・・・・![]()
考えた人ナイス閃き![]()
そんな厄介者のドクダミですが、今回ばかりは「ドクダミ♡ドクダミ♡」と丁重に扱い
季節柄気温が低くなっているのに、よくぞ無事に生きていてくれたと安堵し
そっと優しく丁寧に収穫して使用しました![]()
ドクダミは乾燥させてお茶にすることが多いと思います。
ドラッグストアにいくと『ドクダミ茶』として陳列されているアレです!
この乾燥ドクダミは「十薬(じゅうやく)」という名前の生薬として知られています。
乾燥させるとあのクッサイ匂いはなくなるそうですね。
お茶だけで無く色々な使い方があり、使い方によって効能が少し異なるようです。
ドクダミの効能
〈乾燥葉を飲用〉
緩下作用(便通)
利尿作用
血圧を降下
〈乾燥葉を入浴剤として〉
あせも
湿疹
アトピー
〈生葉を湿布〉
化膿
擦り傷など
今回はこのドクダミを「生葉湿布」として使用しました。
庭から摘んできた葉を綺麗に水で洗い、布巾に包んで軽く(ほんの数秒)電子レンジでチン!
加熱で少しクタッとなった葉をガーゼにのせて幹部に湿布してテープ留め。
その上から靴下を履かせて固定しました。
これを朝晩交換して数日。
化膿することなく順調に回復にむかいました!
あとは爪が伸びてくればOKです![]()
漢方薬(生薬)・西洋薬
どちらを選ぶかは人それぞれです。
薬の選択理由には、効き方や副作用など色々な要素があると思います。
もちろん、効くか効かないかも個人差が大きいと思います。
私個人としてはその時々の状況に応じて、美味しいとこ取りできたら便利だと思っています。
皆さんの選択の参考にしていただければと思い
今回の「ドクダミ作戦」のことを記しておきます!









