くうちゃんの病気のこと その②
2022年02月22日
メラノーマ闘病記 ~ 生活の質を追求
「時間の長さ」よりも「時間の質」を大切に過ごす
【くうちゃんが喜ぶこと】
家族みんながいつもそのことを考えていました。
美味しい物を食べる
川遊び
お散歩
お出かけ
夏〜初秋の間はとにかく色んな所へ出かけました。
何度も川遊びに行き、琵琶湖でもSUPを楽しみました。
お出かけ(旅行)というと普段は車中泊なのですが、奮発して貸切コテージにも行きました。
お友達が高級白桃やみかんを送ってくれて、目をキラキラさせて堪能しました。
いつもくうちゃんは元気に楽しんでくれていたと思います!
食欲低下と手作りご飯
リンパのシコリは5センチくらいに成長していましたが、本当に病気なのか?と思うほど、一見平和な毎日が続いていました。
ところが、くうちゃんの食欲に変化が見え始めたのは8月中旬のことです。
それまでは小雪さんと競うようにガツガツと何でも食べていたくうちゃんが、ドッグフードを残すようになりました。
見えないところで病気は進行していたのですね。
食べれなくなると一気に弱ってしまうと思ったので、何とか食欲が維持出来るように、ドライフードから嗜好性の高い手作りごはんに変えました。
それまでくうちゃんが食べていたフードは、ブリスミックス(サーモン)というドライフードでした。
素材や製法などこだわって作られていますし、栄養バランスも計算され、安心して与えられるフードだと思います。
ド素人の私が手作りするごはんよりは、ドッグフードをなるべく食べさせたいと思っていたのですけれど…。
【時間の質】を追い求めていましたので、食べたくないのに無理やり食べさせるつもりはありませんでしたので、くうちゃんに「食べたい!」と思わせるご飯は何かを考えて、
ネットで調べたり本を読んだり、手作りご飯教室に参加してみたり。
結果的に亡くなる2日前までご飯を食べさせることが出来ました。
余命宣告の期限よりも3ヶ月も長く頑張れたのは、ギリギリまで食べることが出来たことが大きく影響しているように感じています。
手作りごはんはド素人の私ですが
手作り教室で学んだ「だしの食材」「香りの素材」の使い方や調理方法などを工夫して、マンネリ化にも注意して作りました。
調理方法は色々試しましたが、
最終的にはハンバーグとポタージュスープが一番人気でしたので、これを色々アレンジしました。
ハンバーグは
使うお肉を色々変えたり、
大根おろしや人参ソース等をかけたり、
細かく刻んだ野菜や海藻などは何でも混ぜ込みました。
ポタージュスープは
コーンスープ
人参とサツマイモのスープ
トマトとほうれん草のスープ
などなどです。
これにはハンドミキサーが本当に大活躍しました!
これら以外に人気だったのは
鶏レバーペースト(野菜と茹でてミキサー)
いわし丸ごと(頭や内蔵や骨丸ごと圧力鍋で柔らかく)
ですね!
くうちゃんの好みに偏りすぎてしまわないように、なるべく多くの種類の食材を少しずつ合わせて使うことを意識していました。
味付けは一切しませんが、素材それぞれの味や風味がしっかりと出せれば美味しく仕上がりました。
いつも娘と私用に多めに作ってつまみ食いしていました笑
くうちゃんにこんなごはんを食べさせていると、当然小雪さんが見ています笑
小雪さんは見かけによらずワガママを言いません。
欲しくても吠えて要求することは一切ありません。
ただ、少し離れたところから穴が空くほど見つめるんです笑
瞳の攻撃ですね。
「小雪にはあげません!」なんて言えませんので、小雪さんにもちょこちょこ食べさせていました。
そうしたら・・・
7ヶ月の間に4kgも体重が増えてしまい・・・。
今ゆっくりペースでダイエットしています😂
●よく使っていた食材●
・鶏肉(茹で。焼き。ミンチ)
鶏レバー(野菜と茹でてペーストに)
牛肉(茹で。焼き。ミンチ)
イワシ(まるごと圧力鍋で柔らかく)
タラ(蒸し。焼き)
サーモン(焼き。蒸し)
様々な野菜や穀類(焼き。茹で。蒸し。ハンバーグの具として。ポタージュスープなど)
トマト、キャベツ、オクラ、ブロッコリー、ニンジン、カボチャ、トウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモ、小松菜、レンコン、里芋・・・
キノコ類(しめじ、えのき、椎茸など)
海藻類(わかめ、ひじきなど)
大豆食品(豆腐、納豆、豆乳、おから、きなこなど)
油類(オリーブオイル、ごま油、ココナッツオイル など)
くだもの(リンゴ、みかん、バナナ、いちごなど)
※ 次回に続く ※
【くうちゃんの病気のこと その③】