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大型犬とともに初めての子育てを経験してきました

  くうちゃんと私の子育てを振り返る

初めての子育てと子守り犬

私の初めての子供はくうちゃんです!

いつもこのように言って憚らないのですが、実際に出産したのはチビ助一人です。

 

近くに親類も居ませんし、当時大将は育児に積極的なタイプではありませんでしたので

初めての経験を、私一人で乗り越えなくてはいけない場面が日常的にありました。

 

そんな中、私の子育てには常にくうちゃんが【子守り犬】としていてくれました。

私もくうちゃんも子育ては初めて同士でしたけど、

くうちゃんが居てくれることがとても心強く思っていたことを思い出します。

 

 

 

 

新生児と大型犬

 

 

チビ助が泣けば寄っていって匂いを嗅いだり、遠慮がちに舐めたり・・・。

そうするとチビ助はびっくりするのか安心するのか分かりませんが、なんとなく泣き止んだりしました。

 

この頃くうちゃんは2歳でした。

今の小雪さんくらいの年齢ですが、小雪さんと比べると非常に落ち着いていて

床にチビ助を寝かせていても踏んづけたり怪我させるようなことは一度も無かったように思います。

 

犬と新生児が同じ空間で密にふれ合いながら過ごすことに対して

いろいろな方面から心配の声を何度も頂戴しましたが

ありがたいことに、怪我やアレルギーなどのトラブルなく過ごすことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

乳児に合わせて遊ぶ~大型犬の子守り方法

チビ助がハイハイしたり伝い歩きするくらいに動きが活発になると

くうちゃんの耳を引っ張ったり、毛を引きちぎったりすることが増えました。

チビ助本人は当然悪気はありませんが、同時に手加減もありません。

何をされてもがまんしていたくうちゃんが、余程痛かったのでしょう、一度だけチビ助に噛みつくような素振りをみせたことがありました。

たまたまその現場に居た大将がくうちゃんをきつく怒り、

それ以降チビ助に何をされてもされるがまま・・・忍耐の子守り犬としてレベルアップしました。

 

 

自分のお気に入りのオモチャ(サッカーボールみたいな)を見せびらかすようにして

優しくチビ助と遊んでくれていた姿が記憶に鮮明に残っています。

 

 

 

 

 

 

微笑ましい関係~犬の存在が思いやりを育む

 

 

 

 

 

 

離乳食が始まり、チビ助が幼児用オヤツを食べるようになると、二人の関係が少し変化しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それまでは一方的にくうちゃんが面倒を見ている立場でしたけど、この頃からチビ助が自分のオヤツをくうちゃんに分けてあげるようになったんです。

 

くうちゃんは「一方的に与える側」から「時に与えられる側」になったわけですね。

 

くうちゃんには基本的にヒト用の食べ物は与えて居ませんので、チビ助にも「あげちゃダメ」と約束していましたが、私の目を盗んでしばしばあげていたようです。

 

くうちゃんの健康を考えるとやめさせた方が良かったのかもしれませんが、微笑ましくて、見て見ぬふりをすることが何度もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供の成長に伴い、持ちつ持たれつの関係に成長

 

 

 

 

チビ助幼稚園の頃

いつも一緒です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チビ助とくうちゃんは姉妹だよ」「くうちゃんもチビ助も母さんからうまれたよ」

と言って姉妹として育てていましたので、チビ助は本当に私がくうちゃんを産んだと信じていました。

どうやら違うらしいぞ・・・と気づいたのは小学校に上がった頃でしょうか。

 

 

この頃には、両者かなり対等に近い関係に変化してきていたと思います。

 

チビ助は女子ということもあってか非常におしゃまさんで

子供なりにくうちゃんのお世話をしようとし始めていました。

 

何をやっても失敗するわけなんですけど、それでもチビ助なりのお世話を張り切っていました。

 

くうちゃんも以前のような【忍耐の子守り犬】というよりは、【持ちつ持たれつの関係】を上手く利用していたような気もします。

 

 

 

 

 

 

 

 

体重も重くなってきた頃ですが

遠慮無くくうちゃんに乗っかるチビ助

 

さすがのくうちゃんも迷惑そうな顔をしてますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チビ助の川遊びは

くうちゃんの付き添いでデビューしました!

 

くうちゃんのライフジャケットにしがみついて引っ張ってもらい

嬉しそうに水しぶきをあげていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供の成長と犬の老化

 

 

 

 

 

私たち人間の時間と比べると、大型犬に流れる時間は非常にスピーディーです。

何倍も早く歳を重ねていきます・・・。

 

チビ助が小学生になった頃には、くうちゃんもシニア犬に片足を突っ込むくらいの年齢になりました。

 

 

 

 

本来穏やかな性格でしたけど、更におっとりと穏やかになって

チビ助と激しくじゃれ合って遊ぶことも徐々に減ってきた頃です。

 

 

 

 

それでもなんだかんだ

二人は一緒でしたよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうどこの頃小雪さんを我が家に迎えました。

今まではくうちゃんだけが姉妹だったチビ助が、自分がお姉さんとなった時期です。

幼い子供同士、チビ助と小雪さんの関係が強まる一方で

チビ助とくうちゃんとの関係は、良い意味で落ち着いたというか、

つかず離れず適度な距離感で過ぎていきました。

 

 

 

 

 

 

 

コロナの影響と子供の成長

 

 

チビ助も今は小学3年生

ずいぶんお姉ちゃんになりました。

 

と同時に

くうちゃんはおばあちゃん犬になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のコロナ騒動で学校が休校になり、勉強面では非常に不安な3ヶ月を過ごしました。

 

ただ、自宅で長い時間過ごす中で

色んな意味でチビ助は大きく成長したんじゃ無いかと思います。

 

 

 

 

 

 

そのひとつがくうちゃんと小雪さんのお世話です。

ご飯をあげたりお水をあげたり、トレーニングをしたりお散歩に行ったり

以前よりしっかりと責任を遂行できるようになりましたし、一つ一つの出来映えが格段にアップしました。

任せられるレベルになったと言う感じでしょうか。

 

くうちゃんがチビ助のお世話をする場面はなくなりましたし、

「チビ助に与える」より「チビ助から与えられる」事の方が多くなったんじゃ無いかな・・・。

 

    

 

 

お世話をしていたチビ助からお世話をされるようになった今でも、二人は微笑ましい関係にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから先も、チビ助とくうちゃんとの関係は変化していくのかもしれません。

くうちゃんが今よりおばあちゃん犬になって介護が必要になってくれば尚更です。

 

それでも、いつまでも「姉妹」として

二人にしか分からない濃密な関係が続いていくことは間違いないと確信しています