シニア犬くうちゃん『犬恐怖症』克服を目指します
2020年06月12日
11歳にして『犬恐怖症』克服への取り組みを開始!
犬が怖い大型犬
『犬恐怖症』
くうちゃんの持病とでも言いましょうか・・・
パピーの頃、首輪抜けしてさまよっていたご近所のラブラドール君に襲われて以来
心底犬が怖いようなんです。
お散歩で「ビビっていますオーラ」を発して歩いていると、
何故だか粋がったワンちゃんが寄ってくることが多くて(オラオラ~ビビってんじゃねぇぞ!って感じで)
チワワやトイプードルなど小型犬にすら吠え立てられたりします
本当は、若いうちから病の克服に取り組むべきだったのですが
間違った溺愛の仕方で箱入り娘に育ててしまったので、11歳となる今でも『犬恐怖症』は健在です
ドッグランに行けない
気軽に公園などに行けない(犬連れさんに遭遇してしまうので)
ワンコOKのホテルなどに泊まれない
ワン友がいない
などなどを気にしなければ、『犬恐怖症』の持病と上手く共存して暮らしてきたつもりでした。
小雪さんを我が家に迎えたときは一騒動ありましたが、それもなんとか乗り越えました。
そう・・・・・今までは良かったんです・・・・・・・・
老化とストレス性の諸症状
最近になって、トリミングサロンに連れて行くと体調を崩すようになりました。
下痢・嘔吐・膀胱炎(血尿・頻尿)、その時によって症状は変わりますが
トリミングサロンと病院受診がセットになってしまったんです。
病院で看てもらっても特に悪い部分は発見できなくて
ストレス性の症状では無いかとのこと。
トリマーさんはくうちゃんがパピーの頃からお世話になっている仲良しの人ですので
くうちゃん自身も慣れています。
考えられるストレスと言えば、やはりワンちゃんとの遭遇なんですよね・・・。
トリミングサロンには当然色々なワンちゃんが集まってきます。
直接ワンちゃん同士をふれあわせることはないでしょうが、
ワンちゃんのオーラに満たされた空間で、私と離れて半日過ごすことが
くうちゃんにとっては多大なる恐怖(ストレス)になっていると考えるのが自然です。
加齢に伴い自己免疫力の低下もあるでしょうから
若い頃には耐えられていたストレスであっても、今は耐えきれなくなって症状が出ているのでは無いかとのことです。
こうして書いていると、なんだか重篤な病のような気持ちになってきますが
ただ単に「犬が怖い」それだけです 自分も犬なのに
とは言え
トリミングサロンに行くたびに病院受診では、我が家のお財布にも多大な打撃を被りますし
何よりくうちゃん自身の身体も心配です。
トリミングサロンへ行かずに、シャンプー・カット全てを自宅で行おうか・・?とも考えました。
目の前の問題(トリミングサロン→体調悪化)を回避することが解決への一番の近道ですから。
もともとシャンプーは日常的に自宅で行ってきましたし
ワンコ用のバリカンを購入すれば何とかなるんじゃ無いかと・・・。
ただ、今後もっと年を取った時に、病気で入院などといったことも考えられます。
ワンちゃんネコちゃんが集まってくる動物病院に入院・・・・
恐らく入院前よりも体調が悪くなるんじゃないかと思います
そんなことも想定すると、
今、目の前の問題だけを安直に回避するだけで本当に良いのかな?・・・・・
ストレス耐性アップへの取り組み
素人の私では、くうちゃんにとって何が正解なのかなかなか答えにたどり着けず
トリマーさんやトレーナーさん(小雪のしつけの先生)にご相談すると
「徐々に犬に慣れること」「犬に対しての免疫を付けていくこと」
そんな答えが返ってきました。
11歳の老犬にでも出来るのですか?とお聞きすると
「無理させず、少しずつ練習すれば出来るはず!」と
今までずーーっと箱入り娘として暮らしてきたくうちゃんを
今更トレーニングさせることが可愛そうという思いも正直ありましたが
何が本当に「可愛そう」なのか・・・・・・
少し考えて、【犬恐怖症克服】の道を選びました!
多くのワンちゃんと仲良く遊べることを目指すつもりは毛頭ありません。
トリミングサロンや動物病院など、今後も避けて通れない空間で
ある程度リラックスして過ごせることを目指します!
まず取り組み始めたのは、
「ドッグカフェの看板犬さんと同じ空間で過ごすこと」です。
トレーナーさんの監督の下、
広い空間に、非常に大人しい看板犬さんを繋留していただき
くうちゃんのペースで、くうちゃんの距離感で過ごせるようにしました。
くうちゃんにはリードを付けず、常にくうちゃんのペースで動けるように。
くうちゃんの様子はと言うと
初めは非常におどおどとして緊張しているようで
私の傍から離れようとせず、異常なほどヨダレを流していました
10mほど離れたところに、全く吠えることなく大人しく繋留されているワンちゃんの存在が、これだけくうちゃんのストレスになるのか・・・と、病の深さを思い知らされました。
同居犬である小雪さんも同伴させて
小雪さんが看板犬さんと楽しそうにふれ合う様子をくうちゃんに見せたりもしました。
「小雪さんとお母さん」
一方私はと言うと
お隣のドッグカフェで提供されているモーニングセットを運んで来て頂き、くうちゃんに話しかけながらゆったりとモーニング!
私のリラックスした雰囲気がくうちゃんにも伝わるように、ゆっくりゆっくりと食べました♡
そんなこんなで約1時間
少しずつニオイ嗅ぎを始めたり、
私の足下でのんびり伏せたりといった様子が見られるようになり、ヨダレも治まりました
この日の夜はストレス症状が出ないか気がかりでしたが
特に何事もなく、食欲もいつも通りで元気そうでしたので一安心!
第1回目の「犬恐怖症克服トレーニング」は無事成功しました!!
こんな取り組みを、まずは月に1~2回くらいから始めていこうと思います。
11歳のくうちゃんの人生(犬生?)にどれだけの時間が残されているのかを思うと
何年もかかりそうなゆっくりペースではなく、もっとスピーディーに進めたいところですが、
やはり一番重視すべきはくうちゃんのペースだと思うので、
ゆっくりゆっくりと、くうちゃんの進化を見守ろうと思います